116819 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ハブラシ、フロス…歯科衛生士によるお口の専門店 whitia

ハブラシ、フロス…歯科衛生士によるお口の専門店 whitia

ハミガキあれこれ






  お口の中は、とても複雑な形をしています。

  舌で歯をよく触ってみて下さい。でこぼこしていたり、歯肉(歯ぐき)があったり、重なっていたり…。

  では、今度はちょっと形は違いますが、ザルにベタベタした汚れがこびりついているところを想像し

  てみて下さい。そして、それを丁寧に洗わなければならないとしたら。

  きっと、タワシだけではなく、ハブラシなどの小さい道具も使って、細かいところまでコチョコチョみが

  きますよね。

  お口も一緒です。複雑な形をしたものをきれいにするときは道具とテクニックが必要です。

  歯医者さんで教える、プロのみがき方をお話します。



ハブラシの持ち方




 ハブラシは、軽い力でペンを持つように持って下さい。

 この持ち方は「ペングリップ」といって、力の入りすぎを

 防ぎながら、お口のどこでも操作がしやすい、一石二鳥

 の持ち方です。

 




バス法とスクラッビング法




*バス法*

歯と歯肉の境目、歯周ポケットを効果的にお掃除する方法です。
歯肉のマッサージ効果もあります。

ハブラシの毛先を歯と歯肉の境目に、45°になるように当てます。
歯と歯の間も意識しながら、軽い力で振動させます。幅は5mmくらいです。
一本一本みがくように意識してください。


*スクラッビング法*

歯と歯肉の境目、歯と歯の間などの細かな部分を、効率良くみがく方法です。
歯肉のマッサージ効果もあります。
ハミガキ指導で、一番よく指導する方法です。

歯の面に対して表側は90°、裏側は45°に毛先を当てます。この時、歯と歯の間、歯と歯肉の境目にきちんと毛先を当てて下さい。確認したら、小刻みに振動させます。幅はバス法と同じで5mmくらい。一本一本みがくようにしましょう。



注意!

バス法やスクラッビング法はプラークを効率良く落とす
便利な方法ですが、

この時、かたいハブラシを使ったり、力を入れすぎたりすると、
歯と歯肉の境目が深くなり、歯周病の進行につながったりします。
気をつけて下さい!




部分別のみがき方




*上前歯(表)*


毛先をしっかり歯と歯の間、
歯と歯肉の境目に当てましょう。
 
*上前歯(裏)*

ハブラシを縦にして、ハンドルをできるだけ下あごに近づけましょう。歯の面に毛先がしっかり当たるようにします。

*上奥歯(表)*

口を少し閉じ気味にして、頬をゆるめます。ハブラシの背で頬をよけながら、奥までブラシを入れます。

*上奥歯(裏)*


ハブラシを下の方からななめに入れます。
歯肉に当てすぎないように注意して下さい。

*下前歯(表)*

下くちびるの厚い方は、じゃまになることがあります。
その場合は、左手でよけながらみがいて下さい。
  

*下前歯(裏)*

ハンドルをできるだけ上にあげて毛先をしっかり歯の面に沿わせましょう。
ブラシの頭の方で歯肉をマッサージしましょう。

*下奥歯(表)*

口を少し閉じ気味にして、頬をゆるめてから、ハブラシをしっかり奥まで入れます。

*下奥歯(裏)*

ハブラシを上の方からななめに入れます。
舌の力でハブラシを押しのけないよう注意してください。 

*かみ合わせ*


 ハブラシの毛先を、かみ合わせの面に当てて、しっかり動かします。
特に、むし歯になりやすい奥歯の溝はていねいに。

*奥歯の奥(最後臼歯部)*

本当の奥の奥です。
みがき忘れの多いところです。
ハブラシを横から入れると、効果的にみがくことができます。




next  ハブラシの強い味方!補助用具について



© Rakuten Group, Inc.